コワーキング・アドベント・カレンダー 2012

この記事は、コワーキングのあれこれをリレー形式のブログでつなぐ「コワーキング・アドベント・カレンダー 2012」にまつわるものです。

JUSO CoWorkingの深沢さん(記事)からバトンをひきつぎ、栃木県足利市で「SPOT3」を運営する山田が自分なりにコワーキングスペースを運営してきたあれこれを綴ります。

SPOT3の紹介

SPOT3は人口15万人ほどの栃木県足利市にあります。2012年春から準備を始めて、7月にオープンしました。

特徴はショッピングセンターの中にあること、NPO法人が運営していること、Ustreamなどができるインターネット放送スタジオを備えていることです。自動車普及率の上位にある栃木県は車中心の社会です。その中で人が集まる場所は商業施設のため、この場所に作りました。

伝わらない・・・をどうにかする

SPOT3を作ろうと準備をしている時に、コワーキングという言葉で自分たちのやろうとしていることを説明しようとすると「コワーキング!?なにそれ?知らない(=興味を持ってくれなくなる)」という場面が多かったです。その経験からSPOT3に貼ってあるポスター、配布用のチラシなどに「コワーキング」という言葉を一切使わないで「この場所でできること」を書いています。

OPENしてから5ヶ月あまり、コワーキングという言葉を知らなくても「SPOT3に行けば作業とか色々できるんだよね」と少しずつ知ってくれる人が増えてきています。コワーカーがやってくるというより、SPOT3という場所でできることを知って貰って、使っていたらそれがコワーキングという人々を増やしていきたいです。

面白いことを輸入する場所

最近、他のコワーキング運営者の方とお話しする機会が多くなってきました。この時間が楽しいです。何故なら同じ「コワーキング」スペースなのに場所によって箱も人も様々だからです。

「えええ?そんなことやってるの?」などなど、聞いて驚いたり、話して驚かせたり。

それを持ち帰って自分の場所に生かす。自分の地域で新しいイベントを起こす。このバトンを回すように続けていけば毎日がもっと楽しくなると思います。

明日は川村 和之さんです。よろしくお願いしますー。

 

この記事を書いた人

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代表理事 山田 雅俊

NPO法人コムラボ 代表理事、足利経済新聞 編集長、サードプレース「マチノテ」運営 。生業はIT系。システム開発、Web製作などIT業務の経験を生かし、地方都市における情報格差の課題解決へ向けて企業・NPO法人の両面から取り組む。