うれしいアプリ URECY

URECY

このところの数週間、自分の処理能力を超える量のタスクを抱えてドタバタやっていた。
こんな時には必ずと言ってよいほど、おバカなことをしでかし、更なる深みにはまってゆくことがよくある。先日も妻と約束した時間に別の約束を入れてしまうというボケを演じた。しかも今回は3連発ポカ。これはまずいよね。

紙媒体からスマホに移行して数年、良く知られている某スケジュール管理アプリを利用している。これには共有機能もあるが、実は使いこなせていないため、普段から自分の予定表に家族の予定をせっせと書き込んでいた。そして、たまたま書き忘れた。これが敗因だったということにしておきたい。
以前は書き留めなくてもしっかり覚えていられたのに、少し負荷がかかったくらいで忘れてしまうなんてね。まあ余裕のない状況とはいえ、これは確かにまずい。余裕ができれば忘れずにいられると自分に言い聞かせてみたものの、自信があるわけでもなく、そろそろ脳トレを始めるお年頃ということか。orz..

さて、ここで自分のことを棚に上げ、このアプリの所為にして勝手な言い訳をしてみた。
そもそも今回の予定書き忘れ事件は、使っているアプリが自分の目的に合っていないからだと。(その機能を自分が理解していないだけなのにね)
このときには、共有機能を学んで今のアプリを使い続けるより、別のより簡単なものを使ってみたい欲求が勝り、アプリストアを漁ってみた。

いくつか試してみて、目的にピッタリなスケジュール共有アプリ『URECY』というのに辿り着いた。
なーんだ、家族の予定は、各々に入れてもらえばいいんだー。あたりまえのことでしたー。これで一安心かもー。
使い易く便利、しかも今まで使っていたアプリとも連携してくれる。ネーミングのとおりうれしい。
ほんとにスマホアプリは、ありがたい。玉石混淆だが、便利に使えるものが山ほどあるものね。まあスマホ依存はいかがなものかと思うこともあるが、便利なものは便利だから。

ただ、私たち夫婦にはすんなりとは事が進まない。使い方を知るために、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しながらでないと理解できないのだ。親切な人たちがウェブサイトで使い方を教えてくれているが、まず見ない。読むのが面倒だというわけではなく、このくらいのことがわからんでどうすんのよ?という思いに駆られて、やたらと弄り回すのだ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式で覚えてゆくのだ…やれやれ…。
問題はここだ。若い人たちには、すんなりと理解できるらしいインターフェイスやメタファーが、高齢者寄りの私たちには、なぜそうではないのか? そもそも年代による違いがあるなら、それは何なのか? そこを知りたい。
そのあたりがちゃんとわかれば、若い人たちだけでなく高齢者にとっても、さらに便利な道具になるだろうと思う。さまざまリスクを含みながらも個々の可能性を広げてくれ、またアシストしてくれるだろうから、たいへん興味深いところだ。じっくりと探ってみたいテーマだ。

このテーマを探求すること自体が脳トレになりそうだが、とりあえず即効性が期待できるデュアルタスク訓練から始めてみるべきか。
散歩しながら100から7を引いて93、それから7を引いて86、それから…

この記事を書いた人

岩澤 茂夫

マハロシステムズ代表 業務システム開発者。気がつけば、まもなく自分も高齢者のお仲間に。なので近ごろ特に気になるテーマといえば、高齢化社会。まずは、自分なりのサバイバルを探求中。