コムラボのこれから

spot3_moving

コムラボ理事長の尾内です…という書き出しもたぶん今回が最後。
予定では今年度で僕は理事長を退任し、今現在もっとも中心で活動している若手の理事に、その責務を引き継ぐ予定です。

NPO法人コミュニケーション・ラボ(コムラボ)は当初、狭くは対人関係技能の向上と普及を目的に設立されましたが、会員が増えるに従って活動範囲が広がり、いつの間にか広い意味での対人関係、すなわちソーシャルなアクションがメインの活動になりました。
そして実際、設立時の会員で今残っているのは3人だけ。あとの数十名は軌道修正してから加入したメンバーなのです。

現在のコムラボは設立趣旨からずいぶんと変貌してしまいましたが、考えようによっては足利(および周辺地域)の若者は、主体的に活動できる器(つまりコムラボのような組織)を欲していたとも捉えられるわけで、もしかして僕ら設立メンバーは、図らずも地元足利市にとってとても良いことをしたのではないか、などと密かにほくそ笑んでいたりします。

そして僕ら中高年の役目は、若者の好奇心の芽を摘み取らないこと、黙々と水と肥料を与えて綺麗な花や立派に実に成長するのを見守ること、ここに尽きるのではないかと考えるのです。
もちろん例えにあげた水や肥料は資金や資財だけを指すのではありません。
サポートしたい気持ちをあなたなりに考えそれを形にして示してくだされば、若者は素直を喜びきっと足利市を面白くしてくれるでしょう。
実際、コムラボだけのことを指しているわけではなく、足利は面白くなってきているし。

「最近の若者は」20年前、30年前の若者とどこも違いません。
個人的には僕らが若者だった時分よりずいぶん素直でまっすぐだなあとすら感じます。

コムラボ理事長の尾内でした(最後なのでしつこく)

この記事を書いた人

アバター画像
comlabo

特定非営利活動法人コムラボは、「地域の新しい『やりたい』を『できる』に変える」をミッションに掲げる、栃木県足利市で地域の情報技術を支援する非営利団体です。地域ニュースメディア「足利経済新聞」、レンタルスペース&シェアオフィス「マチノテ」を運営しています。