まちで買物派?ネットで買物派?
Amazonをはじめとするネット通販。
私の住む地域でも、出社前に注文すれば夕方には受け取れる便利な時代になりました。
そんな私に対し「車があるのに、わざわざそんな遠いところから運んできて環境に悪い」という趣旨の言葉を何度か投げかけられまして…
そこで今回は「私がネット通販A社の利用における環境負荷(輸送編)」と題して試算してみることにしました。
計算、各種パラメータは最後にまとめて掲載しました。
結果発表!
ネット通販A社利用時
商品1 kgあたりの輸送時に排出される二酸化炭素量は 1.67 kg(千葉→私の家)
自家用車利用
この二酸化炭素排出量より換算すると 8.65 km相当(燃費12 km/Lとして)
まとめ
1 kgの商品を購入するなら
片道 4.3 km以内の商店で買い物するより
Amazonでお買い物したほうが二酸化炭素排出量は少ないようです。
ただし
係数の設定など想像の域を脱しないパラメータもある
あくまでも商品の重量を1 kgあたりで試算(重くなれば自家用車優位)
など考えてみれば、一概には言えないようですね。
理系人間同士の「酒の”つまみ”に」いかがでしょうか?な話題でした。
各パラメータの説明
商品密度 :商品(梱包を含めた状態)での密度
→過剰包装と揶揄されるが、飲料などフラストフリーパッケージもあることから0.4に設定
距離 :Google Mapで求められた各拠点間「車」での距離。
距離係数 :立寄り、ルート配送等を鑑み設定した係数
→ここではすべて2倍とした。ルート配送されている場合、1倍を下回ると考えられる。
積載量 :各自動車が走行時に積載していると思われる貨物の重量。
→想像の域を脱しないが、公のデータが存在したいため。
燃費 :各車種における燃費
→「行列のできるトラック相談所」公表の数値を引用。
使用燃料量:距離×燃費
燃料消費量:(距離×燃費)/(積載量×商品密度)
CO2排出量係数:「事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン」より引用
→簡単のために燃料法による試算。