シルクロードに思いを馳せて

群馬県立館林美術館で子供たちを連れて、少し早めの芸術の秋を堪能してきました。

足利からごく近い多々良(たたら)沼周辺、実りの時期を迎えた田園風景のなか、
車を走らせると白く近代的な建造物が突然現われてきます。
思わず「ステキ~」と感嘆の声をあげました。

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建物前方に広がる芝生の緑を楽しみながらエントランスから館内に入ると、
静かなホールの天井に映った水盤のゆらめきが、アカデミック気分を盛り上げてくれます。
同美術館で現在開催されている企画展示は「ペルシアのきらめき」。
オリエンタルな陶磁器・金銀の器・装身具などが展示されているのですが、なかでも興奮したのが
6世紀ササン朝のガラスの器。これが奈良の正倉院の宝物の1つでもある“白瑠璃杯”に、とてもよく似ているのです。
正倉院展だったら確実に2時間は行列を覚悟しなければならないような
価値ある美術品を、ほぼ独占状態でゆっくり楽しめる。
誰にも邪魔されることなく(子供に急かされたけど)シルクロードに思いを馳せました。

館林美術館では美術ワークショップなども多数企画されているようで、中には子供向けのものもあります。
近くには遊具のある公園もあるのでこれからも子連れでリピートしてしまいそう。

久々の大発見にすっかり満足。次は1人で訪れて、美術館のカフェでゆっくり庭の眺めを楽しもうと決心しました。

この記事を書いた人

はるこ

元韓日映像翻訳者。通訳案内士(韓国語)。現在は団体職員。夫は韓国人で国際結婚家庭です。 東京、ソウル、大阪での暮らしを経て2013年約20年ぶりに、故郷足利に戻って来ました。 せっかくだから思いっきり足利生活を満喫してやろう、何か意義あることにも参加してみたい。 そう思いコムラボメンバーになってみました。 仕事に育児に家事、なかなか自分の時間を作れませんが、ネットや読書をしながらの寝酒に癒やされてます。